■ 体外衝撃波疼痛治療のご案内
体外衝撃波疼痛治療とは
非連続性の圧力波である衝撃波を皮膚の上から患部に直接照射して腱炎・靭帯炎など多くの疼痛疾患の除痛を目的とした整形外科では新しい治療法です。
【短期的除痛(神経に対する効果)】
・疼痛を誘発している神経の終末部を破壊する。
・痛みに関わる神経内の伝達成分を減少させる。
【長期的除痛・組織修復作用(腱に対する効果)】
・血管新生、コラーゲン産生を促す成長因子を産み出す効果があり、変性した腱組織を再生させる。
対象となる疾患
【肩】石灰沈着性腱板炎、腱板炎 *
【肘】上腕骨外側上顆炎(テニス肘、野球肘等) *
【膝】膝蓋腱炎 *
【足部】足底腱膜炎、アキレス腱炎 *
【足部】難治性足底腱膜炎
【その他】大転子部痛 *、骨折遷延治癒 *、疲労骨折 *、(早期の)無腐性骨壊死 *、(早期の)離断性骨軟骨炎 * など
* 国際衝撃波治療学会(ISMST)の適応疾患。
体外衝撃波疼痛治療の特徴
■治療時間は10分~15分です。一定期間をおき、2~3回の照射を行います。
■治療時の痛みが少なく、患部の深部まで治療でき効果的です。(麻酔不要)
■外来通院で治療が可能です。(治療後はすぐに歩行できます)
■傷跡は残りません。
体外衝撃波疼痛治療の流れ
① 主治医の診察により体外衝撃波疼痛治療が適応であることを決定いたします。
② 治療に関する説明をさせて頂き、よろしければ同意書に署名をいただきます。
③ 体外衝撃波疼痛治療を実施する日の予約をお取りします。
④ 治療当日は、痛みの中心部を実際に確認しながら照射し治療いたします。
体外衝撃波疼痛治療に関するご質問と回答
- 体外衝撃波疼痛治療に痛みは伴いますか?
- 痛みのある箇所に衝撃を与えますので多少の痛みや刺激がございます。ただし、患者様の痛みの状態にあわせて出力を調整いたします。治療中は常に確認しますのでご安心ください。
- 治療回数は何回ですか?
- 一般的に一定期間をおき2~3回、症状に応じて照射いたします。
- 有害事象や禁忌事項はありますか?
- 詳細は、同意書に記載しておりますのでご確認の上、ご署名ください。その他ご不明な点はその都度主治医にご確認ください。